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設計事例を2件追加しました。
 
 
「黒煙突の家」のお客様の声を追加しました。
 

こんにちは。

スタッフ里沙です。

 

先日、インテリアコーディネーターの資格更新手続きを行いました。

 

5年ごとに資格の更新があるインテリアコーディネーター。

5年前、別の業界で企画営業職をしていた私は

独学でこの資格を取り、色彩学などを学びつつ

いただいたご縁でインテリアの実績を積み、

同時に大学で建築を学び、二級建築士を取得し、

和楽舎に仲間入りして

現在に至るのですが・・・

 

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この5年がものすごく昔のことのように思っていたので

非常に驚きました。

きっとそれだけ

濃い経験を積ませてもらっているということだと思いますので、

只々、この環境に感謝です。

 

 

さて、資格更新にはレポートを提出する必要があるのですが、

その一つが「長期優良住宅」について述べることでした。

 

その名の通り

長期に渡り、安心・快適に住まうため住宅に求める基準である

「長期優良住宅」。

せっかくの機会なので、

基準となる9つの性能項目についてご紹介致します。

 

1.劣化対策

通常想定される条件にて建物を維持管理した場合、

構造躯体が少なくとも100年程度(数世代にわたり)

使用できるようにすること。

 

2.耐震性

建築基準法レベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないよう対策すること。

 

3.維持管理・更新の容易性

内装・設備について、躯体に影響を与えず容易に維持管理

(清掃・点検・補修・更新)できるようにすること。

 

4.可変性

居住者のライフスタイルの変化等に応じ、間取りの変更を可能としておくこと。

 

5.バリアフリー性

将来のバリアフリー改修に対応できるよう、

共用廊下・階段等に必要なスペースを確保すること。

 

6.省エネルギー性

次世代省エネルギー基準に適合するよう、

断熱性能等必要な省エネルギー性能を確保すること。

 

7.居住環境

良好な景観の形成その他地域における居住環境の

維持および向上に配慮すること。

 

8.住戸面積

良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。

(例:2人世帯の一戸建で75㎡以上)

 

9.維持保全計画

①構造耐力上主要な部分 ②雨水の侵入を防止する部分 ③給水・排水の設備について、

建築時から将来を見据え、定期的な点検計画を定めること。

 

 

このような感じです。

 

流行を追う印象を持たれがちな

インテリアの世界ですが、

建物の躯体が永く健全な状態を保てるよう

長期的・俯瞰的な視点をもったコーディネートが

以前にも増して求められてきています。

 

このことに留意してインテリアデザインを行うと共に、

今後も情報更新に努めていきます!

 

 

(スタッフ:里沙)

 

 

 

 

 

 

 

浜松の設計事務所 和楽舎設計工房です。

118日(土)、19日(日)開催の

「浜松 住まいEXPO」。

お越しいただいた方々。

顔を見に立ち寄ってくださった方々。

本当に、ありがとうございました!

 

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写真は、当日実演で描いた

フリーハンド図面やスケッチパース(完成予想図)です。

 

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初めてのイベント出展で不慣れな点もありましたが、

今後ともよろしくお願い致します!

*************************

 夢をかなえるお手伝い 住まいの設計パートナー
  和楽舎 設計工房   山 崎 正 浩
 浜松市東区中田町121 1F
 Tel:053-466-0555 Fax:053-466-0558
*************************

 

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

先日公開シンポジウムを聴きに行った

静岡理工科大学。

 

著名な建築家設計の校舎でも知られる同校では

講演前に、ガイド付きの建築見学会がありました。

 

まずは新築の建築学科棟「enTree(えんつりー)」。

(設計:古谷誠章+NASCA)

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建物名の「えんつりー」には、

社会に「エントリー」する人材を育むの場、

学生・教員・一般の人々が「縁側(えんがわ)」で

過ごすようにコミュニケーションが取れる場、

さらにデザインに見られる樹木の「ツリー」の

3つの意味が込められているのだとか。

 

建物の内部のディテールにも

随所に面白い仕掛けが散りばめられています。

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パンチで採光や適度な開放感を確保した階段。

手摺部分の鉄板は一枚もので、

開いている穴は

クレーンで吊り上げ運ぶ際に使われたものだそうです。

 

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左:畳コーナー。

建築を学ぶ学生が寸法を自分の身で体感する空間です。

右:廊下天井の照明。

スポットライトを乳白色の板で受けて間接照明に。

羽田空港のラウンジにも採用されているそうです。

 

 

続いて、建築家ユニット403architecture [dajiba]による

改修設計の「新学生ホール」。

設計者のひとり、

彌田徹氏より直々に案内してもらうことができました。

 

一般の方々も入りやすい大学の玄関口に位置する学生ホール。

外部と繋がりを感じる明るい空間とすること、

既存の内部空間の形状を系譜として残しつつ

活発なコミュニケーションの場として

生まれ変わらせることが

設計のテーマであったそうです。

 

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左:天井を抜き、ダイナミックな梁型を表しに。

配線は床下へ仕込み、照明も柱に搭載。

右:既存の目隠し壁。

弧を描いている中心点を導き出し、

床材の見切り線として延長して円を描いています。

 

この円の以外にも、床の柄をはじめ

螺旋階段やテーブルなどなど、

ホール内には至るところに円が描かれています。

これは、「ホール内はどこも中心」

という意味が込められているのだそうです。

ひとりで自習する学生、

打合せをするグループ、

お茶を飲む地域の人。

どの人も中心となり得る、

表情豊かな空間でした。

 

 

今回のように

建物の誕生前や完成までの過程を

実際に建物が活用されている前で

聞きながら見学するという時間は、

目の前でストーリーが繰り広げられているようで

とても贅沢なものでした。

シンポジウム関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 

(スタッフ:里沙)

 

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♪イベント出展予定!ぜひ遊びにいらしてください♪

2020新春!浜松 住まいEXPO

■地元工務店のコーナー/第2展示場

第2回SDGS工務店と共に造る持続可能な家づくり展

日時:2020年1月18日(土)19日(日) 10時~16時

場所浜松総合産業展示館 

住所浜松市東区流通元町20-2

 

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

先日事務所のメンバーと一緒に、

静岡理工科大学へ行ってきました。

 

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目的は、こちら

 

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公開シンポジウム「静岡建築未来学」

建築家の内藤廣氏や辻琢磨氏、

構造研究の同校准教授崔琥氏による

講演・パネルディスカッションが行われたのです。

 

テーマは

「静岡に<街づくり>はあるのか?」

というもの。

 

3.11の震災を経験した日本では

各地域の街づくりにおいても

防災の観点は大前提と化した、

という共通認識のもと、

各先生の視点からお話を聴くことができました。

 

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■内藤 廣 氏

壮大すぎて本来ならば

人間の手で抗えないはずである自然災害に対し、

技術力で対策し安全宣言をし過ぎることへの

懸念を提唱されていたのが印象的でした。

また、「街づくり」と「防災」が

対立関係にあった我が国の戦前からの変遷や

東日本大震災後のご活動を背景にしたお話は、

内藤先生からだからこそ聴ける貴重なものでした。

 

■辻 琢磨 氏

建築家からのトップダウンでなく、

地域の人々と「共に参加する」という

ボトムアップスタンスでの街づくりの

姿勢・行動実績・その後の分析のお話でした。

災害も自分以外の人も、

自分の力ではコントロールできない要素。

それらと向き合い受け入れて、

ご自身の技術や人間力を調和させ

自然体で共生されている様子が、

実体験からリアルに伝わってきました。

 

■崔 琥 氏

構造研究をされている同氏は、

3.11の震災を経て

かねてから構造計算で使われていた

津波荷重に対する設計の公式に

「本当に安全なのか?」と疑問を抱き、

数値を再検証されたそうです。

そしてついに国を動かし、

見直された公式は国の「新・津波荷重指針」に。

締めくくりは建築に携わる者の

安全に対する使命感について。

理論と情熱にあふれた語り口でした。

 

 

どのお話も非常にボリューム感があり、

貴重な機会をいただきました。

 

 

さらに

開始前には、理工科大内の建築見学会にも参加。

こちらの内容については、

次回のブログでご紹介したいと思います。

 

 

(スタッフ:里沙)

 

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♪イベント出展予定!ぜひ遊びにいらしてください♪

2020新春!浜松 住まいEXPO

■地元工務店のコーナー/第2展示場

第2回SDGS工務店と共に造る持続可能な家づくり展

日時:2020年1月18日(土)19日(日) 10時~16時

場所浜松総合産業展示館 

住所浜松市東区流通元町20-2