建築家 山﨑 正浩
profile
一級建築士・管理建築士
山﨑 正浩 やまざき まさひろ

1965年浜松生まれ。浜松工業高等学校建築科を卒業後、設計事務所勤務を経て2007年に「和楽舎設計工房」を開設。35年以上のキャリアの中で住宅、クリニック・福祉施設等の医療福祉建築、官公庁建築の設計を手掛ける。
京都芸術大学大学院 芸術研究科(通信教育) 芸術環境専攻修士課程 建築デザイン分野 修了。

awards and others
  • 2023年
    高千穂シラス株式会社様 「住宅設計.jp」 取材記事
  • 2022年
    第一三共株式会社様 専門誌「BRIGE」 「心地よい院内環境」特集 取材記事
    浜松ウッドコレクション2022 特別賞 「ARCH」(木造トラス倉庫)
    京都芸術大学様 テキスト「世界を見る目、建築を考える手」 掲載
  • 2021年
    静岡新聞様 夕刊一面「建築新需要 細やかさで勝負」 取材記事
  • 2009年
    浜松市エコハウスモデル住宅設計者選定プロポーザル 入賞
  • 2008年~2013年
    建築家・吉田桂二氏 選抜門下生「吉田桂二の木造建築学校 匠組」
  • 2002年
    平成13年度静岡県住まいの文化賞 優秀賞 「光と風でおもてなし」(山﨑自邸)
licenses

一級建築士 大臣登録 第251497号

静岡県耐震診断補強相談士

住宅性能評価評価員

CASBEE戸建評価員

「手しごと」の設計を通じて、
心地よさ・幸せを提供したい

「手しごと」の設計を通じて、心地よさ・幸せを提供したい

ものづくりの街で自然にも恵まれた浜松に生まれ育ち、10代の頃から建築の道を歩んできました。

そんな私が建築家としてお客様に提供できるのは、パターン化や汎用のできない唯一無二の空間と、その先に続く替えの効かない「心地よさ」です。そして心地よい空間には、設計初期からの丁寧な「手しごと」が形になって現れると考えます。

脳科学における「手は第二の脳である」という言葉どおり、手が脳内と現実世界とをつなぐ媒体となり、動きに乗ってアイディアが展開されるからです。例えば、設計の始めは鉛筆1本でのラフスケッチから展開します。鉛筆の線の強弱や伸び具合に乗って、人間の動きや光や風の入り方など数値化しきれない自然界の事象が表現され、それらに馴染んだ形として寸法を伴った図面に落とし込まれるのです。

「手しごと」の設計によってお施主様ならでは・その土地ならではの幸せが提供できれば、私にとっても最大の喜びです。

描いて創る喜びを満喫した
子ども時代

描いて創る喜びを満喫した子ども時代

物心ついた頃には「将来は建築家になる」と決めていたように思います。

父や叔父たちが大工であった影響で建築に親しみを感じつつも、建てる前の段階に興味を持っていた幼少期。机に向かって想いを巡らせ、建物の絵を描いたり模型を組み立てたり と創作に明け暮れていたのを思い出します。

早く図面が描きたい一心で地元・浜松工業高校の建築科に進学。建築一筋の人生が始まりました。

無我夢中の「修行時代」から
独立まで

無我夢中の「修行時代」から独立まで

高校卒業後は県内の設計事務所に就職。所長宅の離れに住み込み食事もお世話になり、まさに建築三昧の日々でした。多感な歳ごろから建築の世界に心身ともに浸れたことは幸運だったと思います。

その後浜松に戻り、市内大手の設計事務所へ転職。住宅から大規模建築まで数多く手掛け、ほどなくしてチーフの任命を受けました。医療福祉施設、公共施設、神社や旅館に関する知見が深まったのもこの頃です。当時はバブル経済も全盛期で新築ラッシュ。無我夢中で経験を積ませていただいた「修行時代」が自分の糧となっています。

所属先でベテランとなり立場も組織も大きくなるにつれ、業務も管理職としての取りまとめが中心に。大好きな設計や作図にこそ自分の真髄があると感じ、「やはり自分で描きたい」との想いで自宅の一室からスタートしたのが和楽舎設計工房です。

尊敬する師から継承
建築家としての哲学

尊敬する師から継承 建築家としての哲学

独立後、自身の設計活動と併行して2人の恩師に師事する機会を得ました。

まずは「木造建築の第一人者」である『建築家・吉田桂二先生』。選抜門下生として週末に都内まで通う生活を送り、日本の木造建築の伝統的な設計技法を授けていただきました。
2015年にその生涯に幕を閉じられた吉田先生から直接指導が受けられたことは、何にも代えがたい財産です。

その後入学した大学院においては『建築家・横内敏人先生』に師事。今度は週末に京都まで通い、日本という地の利を生かした木造設計の美しさ、大らかさと繊細さを併せ持った芸術性を目の当たりにしました。

2人の恩師との出逢いは、自身の作品や建築哲学に大きな影響をもたらしました。地域の風土を大切にした木造建築には日本らしい魅力と同時に、国や時代を問わない美しさ・心地よさを纏っていると改めて体感しています。

和楽舎の設計では、条件によっては木造ではなく鉄筋コンクリート造や鉄骨造の方が適していると判断し、採用する場合もあります。建築家として薫陶を受けた日本建築の考え方をもとに、木造以外の構造においても建築と周辺環境とが互いに引き立て合う、人にも自然にも優しい建築設計を心がけています。

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