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梅雨の換気問題

2020/07/02

こんにちは。辻村です。

梅雨ですね・・・。

気温・湿度が高くて、エアコンなしでは過ごせない日も多くなっています。
コロナ太りで体脂肪率が増加したので、余計に熱く感じるのかもしれません。
早く冬にならないかなぁ・・と日々思っています。梅雨も夏も苦手です。

新しい生活様式では、こまめな換気をしなくてはいけませんが、
雨の日、猛暑の日等、窓を開けたくない日もこれから多くなってきますね。

ご自宅に24時間換気設備がついている場合、
給気口と24時間換気対応の換気扇を使えば窓を開けなくても、
1時間で0.5回、つまり部屋の半分の空気が、外の空気と入れ替わる仕組みになっています。
シックハウス対策のために建築基準法が改正され、24時間換気がすべての建物に義務化されたのは、平成15年7月1日からですので、それ以降に建てられた家には24時間換気設備がついているはずです。

ご自宅の給気口は開いているでしょうか。
(給気口の詳しい話は、里沙さんのブログ「建築士的、換気対策」をご覧ください)

24時間換気対応の換気扇はONになっているでしょうか。
節電のために、24時間対応換気扇をOFFにされたままのお宅も多いので、ぜひ確認してみてください。
24時間対応換気扇の電気代は、1か月で数十円程度ですので、シックハウス症候群にならないためにも普段から活用していただきたいと思います。

 

では、時間換気設備がない場合は?

台所のレンジフードでざっくり計算してみます。

レンジフードのイメージ

12帖の部屋で天井の高さが2.5mの場合、
部屋の体積は、幅3.64m×奥行5.46m×天井の高さ2.5m=49.69m3 となります。
一般的な台所のレンジフード:排気風量(弱)約300m3/時間
部屋の体積をレンジフードの排気風量で割ると、
49.69m3÷300m3/時間=0.166時間
0.166時間なので分に換算します。
0.166×60分=9.96分
レンジフード(弱)で10分間運転すると、部屋の体積と同じ量の空気が排気される計算になります。
・・・調理中、暑くなるはずですね。

給気口の代わりにレンジフードから出来るだけ離れた窓を少し開けると、空気が流れ、換気が効率的に行われます。
レンジフードに近い位置にある窓を開けてしまうと、ショートサーキットと言って、狭い範囲で空気が循環することになり、部屋の大部分の空気は入れ替えることが出来なくなってしまいます。
レンジフードに近い窓は開けないようにしてくださいね。

梅雨も快適に

 

(スタッフ:辻村)
 
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こんにちは。

和楽舎設計工房 スタッフ 里沙です。

 

先日、お施主様の新築予定地を調査をしようと

まだ古家が建つ敷地に伺ったときのこと。

 

土地の北西の地面に、

「祠(ほこら)」が

小石に守られるようにして置かれていました。

 

その場にいた所長は

「足元の『地の神様』に気をつけて」

とさらりと言っていたのですが、

浜松生活の短い私には

初めて見るタイプの祠でした。

 

DSC_7894_R-328x219.jpg

イメージ写真:井伊谷宮HPより

 

小さなお札の入った、

小さな小さな祠。

帰ってから調べたところ・・・

遠州地方独特の文化なのですね。

 

関東や関西に長く住んでいた私は、

神社仏閣や歴史も好きな方なのですが、

お稲荷様は見たことがあっても、

このような祠を住宅の敷地で見るのは初めてでした。

 

遠州地方では、

毎年12月15日が「地の神様のお祭日」であることも、

浜松に来て2年が経とうとする今、

恥ずかしながらようやく知るに至りました。

 

 

古代ローマでも、

土地には「ゲニウス・ロキ」という守護精霊がいると考えられていたそうです。

今も世界中の建築関係者に大切にされている考え方ですが、

国や地域が違っても、

人々はそれぞれのやり方で、

その土地に感謝しながら歴史を紡いでいるのですね。

 

浜松の「地の神様」も、そこで暮らし、働く私達人間も。

どちらも大切に守っていけるような建築を、

丁寧に創っていきたいな・・・と改めて感じています。

 

(スタッフ: 里沙)

 

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こんにちは。

スタッフ 里沙です。

 

先週末より「都道府県をまたぐ移動」が全国的に緩和されましたが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は一級建築士試験をひと月後に控え、お出かけの自主規制が続いております。

(建築士試験は予定通りに実施なのです

 

ウィズコロナの長期化が見込まれる中、浜松市からは

地元木材を使った「3密対策」をする事業者を対象に、

補助金制度が発表されました。

 

FSC認証の天竜の木を使った

パーテーションなどの什器を施設やお店に設置すると

最大50万円が補助されるというもので、

実施期間は来年3月までとなっています。

 

木の質感や香りがきちんと感じられる、応急処置でない「3密対策」。

新しい生活様式に、やさしく馴染んでくれることと思います。

 

partition_white_04.jpg

(写真:浜松市HP内より 株式会社キシル様)

 

 

浜松市「新しい生活様式支援天竜材活用事業」

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/3mitu/toppu.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都 和束町のプロジェクト、始まります

2020/06/17

京都和束町 住宅リノベーション

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

 

京都 和束町のリノベーションプロジェクトが始まりました。

関西に住むお施主様とオンラインミーティングを進め…

先日は、現地でのお打合せでした。

 

緑茶の産地として知られる和束町。

現地には、こんな絶景が!

 

和束町.jpg

 

見渡す限りに拡がる段々畑。

こんな素敵なところで過ごす毎日、想像するだけでワクワクしますね!

 

かねてから「田舎暮らし」に憧れ、

移住の構想を温めていたお施主様。

その夢をずっと聞いてきた身としては、

嬉しさと責任をひしひしと感じています。

 

この和束の地で、

築40年超えの趣ある古家をリノベーションしていきます。

離れのお蔵にある番傘やちょうちんも、

日頃そう簡単に見られるものではありませんから感激です。

 

P4050066.JPG

 

現場が始まったら、このブログでも随時ご報告していきますね。

どうぞお楽しみに!

 

(スタッフ: 里沙)

 

バウハウス展

2020/06/12

こんにちは、スタッフ初瀬です。

先日、開催期間終了間近かの滑り込みでバウハウス展へ行ってきました。

バウハウスとはドイツ語で『建築の家』の意味のヴァルターグロピウスが開設した学校です。
展覧会では、当時の作品、様子などがあり、
建築、デザイン、材料、写真、映像など様々な分野に特化していました。

有名なパイプ椅子の前兆ワシリーチェア。
開発された当時は4本脚が主流で評価されることはなかったそうですが、
今ではよく見るパイプ椅子。

バウハウスのデザインへの影響力があったことがよくわかります。
本物は見れたものの、コロナウイルスの影響で、実際に座るのはNG。。

IMG_4676.JPGのサムネール画像

 

シンプルで無駄のないデザインで、

飽きの来ない万人受けするものばかりで見とれました。
当時の学校に通いたい気持ちで溢れました。

歴史的に受け継がれるデザイン、

造形の基礎を目の当たりに出来てとても刺激を受けました。

良いリフレッシュができました(^^)

そして二級建築士まであと少し!最後の追い込み頑張ります。


 

(スタッフ初瀬)