こんにちは。
スタッフ 里沙です。
政府が避けるよう呼び掛けている
密閉、密集、密接の「3密」状態。
そのうちのひとつ「密閉」対策として
建築士としての立場から、
適切な換気方法について
ご紹介していきます。
換気には様々な種類が
換気には「自然換気」と「機械換気」があり、
さらにそれぞれにおいて
換気方法が細分化されています。
まずはすぐにできる
「自然換気」の対策からお伝えしていきます!
自然換気には2種類。
窓を開ける位置で言うと
平面方向に関係する「風力換気」と
高さ方向に関係する「温度差換気」があるのです。
それぞれの換気方法を適切に組み合わせることで
換気効率をアップさせることができますよ!
1.風力換気:
「向かい合わせ換気」で効率アップ
「窓開けは向かい合わせ」
…これで、空気のスムーズな通り道を
確保することができます。
「換気には窓を2ヶ所開けた方がいい」
ということを耳にした方も多いかもしれませんが、
同方向や直角方向の窓では
換気効率が良いとは言えず、
南北、東西といった対面方向に開口を設けることが
十分な空気流量確保につながります。
2.温度差換気:
上下の窓を開ける
外の空気は建物の下側から入り、
室内で温められて軽くなって
上部から出ていく…
というのが空気の流れの原則です。
上も下も、
バランス良く窓を開けることを
お勧めします。
「機械換気」では給気口に注意
ここまで、「自然換気」の
効率を上げる方法について
ご紹介してきました。
「機械換気」における
24時間換気システムについては、
給気口がきちんと開いているかを
チェックしてみてください。
掃除の時などに知らずに閉めてしまっていたり、
台風や大雨対策で閉めたまま
開け忘れているケースも少なくありません。
また、給気口が家具などで塞がれていないかにも
目を向けていただきたいと思います。
各自ができることで
ウイルス感染リスクを下げて、
社会が通常モードに戻れるよう
ベストを尽くしたいものですね!
(スタッフ:里沙)