こんにちは。
スタッフ 里沙です。
先日、お施主様のかねてからの夢である
「自宅で露天風呂」実現へ向け、
「信楽焼」で有名な
滋賀県は信楽町へ行って参りました。
お邪魔したのは「丸元製陶」様のショールームです。
倉庫いっぱいにお風呂がずらり。
サイズは大小、
デザインは純和風の定番からモダンなもの、
ちょっぴりアバンギャルドな試作品まで
色々な顔をした浴槽が大集合していました。
写真に写っているのは在庫品で、
基本的な受注はオーダーメイドとのこと。
好みのサイズ、形状、カラーや質感にて
手づくりで作ってくださいます。
浴槽のサイズについては
一般的なユニットバスが
幅70cm×長さ140cm前後。
深さは50cmほどが主流ですが、
跨ぎやすさを考慮して
床に10cmほど埋めてあることがほとんどです。
(浴槽の高さ40cm前後)
オーダーメイドの浴槽では、
身体の大きさやデザイン上の好み、
家族一緒に入るかどうか、などに合わせて
希望サイズを固めていきます。
こちらの浴槽は
幅73cm、長さ140cm、深さ58cmのもの。
足を思い切り伸ばして入りたい方や
2~3人で入りたいご家族には、
幅も長さも
よりゆとりのあるサイズが良いでしょう。
一方で
すっぽりと包まれた感じがお好きな方には
この幅が適切に思われますし、
女性やお子様など背の低い方には
これ以上長さがあると、
溺れそうに感じるかもしれません。
また
浴槽を置き型にして存在感を出したい場合には
式台を置くなどして
跨ぐ高さを調整する方法もあります。
お施主様の「欲しい暮らし」をもとに
空間という物理的な形に落とし込むのが
設計士の仕事。
「欲しい暮らし」のイメージは、
この「試入浴(?)」のように
実際に見て、触れてみると
よりリアルになってくると思います!
さて。
信楽周辺の自然豊かな環境から帰宅した翌日。
ジョギングした佐鳴湖では
桜のつぼみがあと一息で膨らむかな!?
という感じでした。
四季のある日本で
自然と共にある暮らしのために
建築にできることは、
まだまだ、沢山ありそうです。
(スタッフ:里沙)