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和楽舎Instagramが、

10月1日時点で300名の方にフォローいただきました!

いつも見守ってくださる皆様、

本当にありがとうございます。

 

皆様の癒しや気付きになる投稿ができるよう企画していきますので、

今後ともどうぞよろしくお願い致します!

 

 

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こんにちは。

スタッフ里沙です。

 

すっかり秋めいてきましたね。

最近、「にっぽんの色」に

すっかり魅せられています。

色の名前には季節の植物や気象をはじめ

森羅万象が絶妙に反映されていて、

それぞれにとても素敵なのです。

 

「暦生活」さんのサイトがキレイでわかりやすくおすすめです。

(写真は公式サイトよりお借りしました↓)

 

グレイッシュカラーは最後に「鼠(ねず)」とつくことが多いようで、

私の好きな色は商都・大阪の地名からとった

「浪速鼠(なにわねず)」という色だとわかりました。

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ちなみに「10月の色」だけでも、なんと30超!

同系色が多い中、この呼び分けは圧巻です。

色.JPG

 

 

和楽舎の色はというと、同じく秋の色で

「赤朽葉(あかくちば)」

という名前でした。

紅葉した葉を表し、平安時代は貴族の秋の装束に用いられたようです。

何となく背筋が伸びる想いです。

 

iro9-30-800x900.jpg

 

秋が深まるにつれ、

自然界で感じられる色も刻々と変わってきています

こんな時勢だからこそ

色に命名し日常を彩ってきた先人たちに感謝して、

私も季節の移ろいを楽しもうと思います。

 

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崖地に家を建てる

2020/09/25

こんにちは。スタッフ里沙です。
 
 
昨日の日経新聞で、
こんなニュースが配信されました。
 

災害危険地、住宅優遇せず 支援線引きで立地誘導

「2021年度にも、災害の危険が高い地域(の住宅)を
改修費用の補助などの対象から外す方針」
ということで、
崖崩れなどの危険が高い場所を避けて住まいを設けるよう、
国土交通省はこれから本格的に促していくようです。
 
 
ところで崖地に関しては、
もともと崖崩れによる建築物の被害を防ぐための
「崖地条例」
なる規定が、各自治体にて定められています。
 
建築物を建てる上でも重要な条例となりますので、
静岡県を例に、内容を少しご紹介してみます。
 
 
 
「静岡県建築基準条例第10条(がけ条例)」
 
「崖」の定義
 
静岡県の崖地条例でいうところの「崖」は、
 
「水平面からの勾配が30度を超え
かつ高さが2メートルを超えるもの」
 
となっています。
 
がけの高さ.jpg
(図:静岡県都市住宅部建築課より)
 
 
 
崖地条例が制限していること
 
該当の崖がある土地では、
 
「崖の法面下端(ふもと)から
崖の高さの2倍以内の距離に建築物を建てる場合は、
安全な擁壁を設けなければならない」
 
という規制が適用されます。
 
ここで言う「安全な擁壁」とは、
土でできた崖側面の崩壊防止のため、
コンクリートなどにより支える壁状の構造物のこと。
建築基準法で詳細の仕様や工法が定められていて、
確認申請や宅地造成許可申請が必要となります。
 
↓こんな感じです。
 
653510_m.jpg
 
たとえ自分の所有する土地であっても、
「安全な擁壁」が無い崖地には
建物を建てられない
ということになるのです。
 
 
 
緩和規定がある
 
「安全な擁壁」を設ける以外に、
崖地に建物を建てるための緩和規定があります。
 
「堅固な地盤を斜面とするがけ又は特殊な構造方法
若しくは工法によって保護されたがけで、
安全上支障がないと認められる場合」
 
(がけ下に建築物を建築する場合)
「主要構造物を鉄筋コンクリート造
又は鉄骨鉄筋コンクリート造とした建築物で、
がけ崩れ等に対して安全であると認められる場合」
 
 
これらの条件にあてはまるかどうかは、
地盤調査や構造計算によって確認することができます。
また、調査結果によっては適切な対策を施すことで
規制を緩和できる場合があります。
 
 
 
 
・・・安全第一。
冒頭のニュースは、災害が増えている昨今において
必然の流れとも言えます。
 
一方で、日本ならではの美しい自然環境を享受できる
住宅や集落が、今後減ってしまうかもしれない…
ということを忘れず、
建築に携わる者として思考を続けよう、とも思うのです。
 
 
 
というわけで
今回は崖地条例を紹介した流れで、
最後に所長・山﨑のプラン、
「伊豆の家」の一部をご紹介。
独立前に作った、かなり前の作品とのこと。
崖のメリットを活かした、全室オーシャンビューの住宅です。
 
伊豆の家_西立面図_0.jpg
 
(スタッフ:里沙)
 
 
 
 
 
 
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こんにちは。スタッフ里沙です。
 
いま、和楽舎では浜松市の委託業務で
植物園「みどり~な」の
管理棟の大規模改修工事の設計を行っています。
先日は、設計にあたって現地調査をしてきました。
 
 
「みどり~な」は、飯田公園の敷地内。
木の緑と空の青が、眼下に気持ちよく広がります!
 

全景.jpg

 

 

園内の木々には名札はついており、
原産地や生態が簡潔かつ丁寧に表記されています。
 

P9140058.JPG

↑モッコク。神社仏閣などに大木が鎮座していることも多く、
「庭木の王様」とも呼ばれています。
ぷっくりとした白い花や赤い実が特徴。
 

IMG_1717.jpg

↑いぬまき。和テイストの住宅によく採用される植栽です。
まあるく刈り込まれた姿が有名。
 
 
なんとこのような名札は全ての樹木に取り付けられ、
園にて全樹木が管理されています!

画面.jpg

管理植栽は約500種15,000本。ものすごい数です。
 
 
 
改修の際、いま生えている植栽とどう向き合うかは
設計者にとって永遠のテーマかもしれません。
建物の外周に足場を建てる、
地面を掘って配管工事をする、
外部仕上のメンテナンスをする…。
こんなとき、「植栽をどうする?」は
必ず検討事項に入ってきます。
 
建物を利用する人間が
よいかたちで自然と共存するには・・・
これからも前向きに探り続けようと思っています。
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 
 
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まさかの活用

2020/09/10

こんにちは
スタッフ初瀬です。


学科試験が終わってから製図試験まで
二ヶ月ちょっともあると思っていたのに早いもので
いよいよ今週末にあります。

練習はまず平行定規を使うことに慣れるところから始まりました。
書いてみてまず思ったのは、
足がついているものの意外と低いということ。

もう少し起きないかと思い見つけたのは
100円ショップに売っているドアストッパー。

IMG_7218.JPG


本来ならドアが勝手に閉まらないようにすることなどで使うために売っているけれど、
今回は平行定規の傾きを上げるために使用しようと思います。
この先使うことがあるのだろうかとは思いますが。。(^^;

 

IMG_7216.JPG


試験では勾配30度以下なら使用可能という規定が
あるけれどその範囲内なのでOK。

まさかこんなところで役に立つとは!
滑り止めも付いてるし、
何段階かにも調節できるしいい感じ◎


ただし試験会場の机の奥行きが狭いと
はみ出して落下の危険が、、

IMG_7215.JPG

少し上がっただけでも全く違う書きやすさとなり、
なるべく立ち上がらないでも書けるようになりました。



ついに長かった受験期間もあっという間に終わりますが、
この期間で覚えたことを生かせるよう業務に努めていきます。

 

お天気は心配ですが落ち着いて頑張ろう

(スタッフ:初瀬)


 

 
 
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