こんにちは。
スタッフ 里沙です。
 
緊急事態宣言も開け、
世の中が少し落ち着いたところで、
先日、久しぶりの帰省を果たしました。
 
私の実家は神奈川・平塚市。
せっかくの機会なので近くにある新建築
「小田原文化財団 江之浦測候所」
にも足を伸ばしました。
 
設計は杉本 博司氏。
相模湾を臨む3,000坪のみかん畑(山)が、まるごと
古代遺跡のような、建築・アートの集合体になっています。
全景IMG_4147.jpg
 
 
人間の文明の原初に立ちかえって、
石を積み上げて儀式の場を生むなど
自然発生的なアートとしての建築を体現したのが
こちらの施設なのだそうです。
 
鳥瞰写真。
これでもまだ、敷地の一部です。
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「測候所」の名のとおり、日の出の軸線に沿った建物配置がベースとなっています。
古今東西の自然の素材が小田原の海や緑と呼応して、
穏やかな光を放っているのが印象的でした。
 
 
断崖絶壁から飛び出すように建てられたこちらの建築は、
ともすれば危険な所にも手すりなどは無く、
ただただ「これより先、立ち入り禁止」を意味する
「止め石」が置かれているのが
利用上のルールです。
 
石IMG_4182.jpg
 
石1IMG_4170.jpg
 
野生の意識に戻れるようなこの場所だと、
こうした「阿吽の呼吸」も
訪れる者に自然と伝わってくるから不思議です。
 
 
JR東海道線「根府川駅」という
のどかな場所が最寄り駅のこちら。
 
IMG_4133.jpg
 
機会があれば皆様もぜひ、
人間本来の姿を体感しに
行ってみてくださいね!
 
 
(スタッフ:里沙)
 
【works(浜松 磐田)】
 
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