こんにちは。
浜松市の設計事務所、和楽舎設計工房のスタッフ辻村です。
 
市内をバイクで走行中、ニホンジカが学校のグラウンドから飛び出して来て驚愕しました。
シカとの距離は10mほど、バイクと同じくらいの大きさで立派な角があるオスでした。
数秒早く通過していたら横から激突されていたかも?と背筋が寒くなりました。
 
シカはその後、何事もなかったように、北の方角に逃げていきました。
早朝だったので、子どもたちがいなくて本当に良かったです。
郊外とはいえ、住宅も立ち並ぶ場所で、まさか、シカに出会うとは思いもしませんでした。
皆様も、まさかにお気を付けください。
 
さて今日は住宅の建具についてお話したいと思います。
 
引き戸という、扉を横にスライドさせて開閉する建具の話です。
 
開き戸(ドア)と違い、引き戸は開閉をする際に開閉スペースが不要なので、狭い場所や車いすに乗ったままでも利用しやすいという利点があります。
 
引き戸は、レールや溝の上で扉を動かすもの、下にレールがなく上部のレールに扉を吊って動かすものがあります。
我が家の洗面室の出入口は、Vレール式(下にV型のレールがある)の片引き戸になっています。
 
子どもの靴下がいつも砂だらけなので、洗面室で脱ぐ際に床に砂が散らばり、毎日1回は掃除機をかけているのですが、どうしてもVレールに砂がたまってしまいます。
Vレールを上を戸車(扉の下に付けられたタイヤ)が動くたびに砂をかんで削ること10年、ガタツキが限界に近づいてきました。戸車とVレールの交換が必要になったのです。
 
もともとは左端のようにブロンズカラーのVレールだったのですが、戸車のあたる部分は削れシルバーになってしまいました。

現在のVレール

 
上吊り式の片引き戸だったなら、砂に困ることはなかったでしょう。
掃除の手間も減りますし、子育て住宅では特に「上吊り式」をお勧めします。
近年の引戸は、開けたら自動で閉まる機能や、指を挟まないよう閉まる直前にブレーキがかかる機能などがあり、とても便利になっています。
 
デザインが良いのはもちろんですが、家族みんなが使い易く、掃除が簡単でメンテナンスフリーな住まいが何より最高ですね。
 
(スタッフ・辻村)