小堀遠州の庭園

2020/07/28

こんにちは。スタッフ里沙です。
 
最近の休日は梅雨の合間を狙って、
自然と触れ合いに出かけています。
 
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ジョギングした小國神社周辺。青もみじの水辺が涼しげでした
 
車で30分もあれば、海にも山にも行ける浜松。
移住者の私には、
欲しい景色がすぐに手に入る立地が
とても珍しく魅力的に映ります。
 
 
さて、先日は
小堀遠州の日本庭園がある
「龍潭寺」へ行ってきました。
 
小堀遠州は、徳川家康に仕えた大名であり作庭家。
作品としては京都の高台寺や二条城が有名で
日本建築史でも非常に重要な人物ですが、
徳川家康のルーツがあるここ浜松にも
やはり作品がありました。
 
 
「龍潭寺庭園」
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龍潭寺は、井伊家の菩提寺である禅寺。
庭園は、本堂北側の「裏庭」として
あいにくの雨ながらも
静かな美しさを放っていました。
 
枯山水のこちらのお庭は、日本の寺院庭園の特徴が備わった
お手本のような形式が取られています。
 
池は「心」の字を模した「心字池」の形式を取り、
中央頂部の「守護石(①)」、
両サイドの「仁王石(②)」から成る三尊石組。
ふもとの「礼拝石(③)」に座して手を合わせるつくりになっています。
見取り図.JPG
 
鶴亀を表す石もあり、
全体で
自然界の山水と、不老不死の象徴が表現されています。
 
 
美しいお庭を北側に配置するからこそ、
季節や天気を問わず
安定した静寂と優しい光で
私達の気持ちを落ち着かせてくれるのだなぁ・・・と、
心身ともに腑に落ちる空間でした。
 
 
新型コロナへの警戒は今後も続きそうですが、
心に栄養を与えながら乗り切りたいものですね!
 
 
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(スタッフ:里沙)
 
 
 
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