こんにちは。

スタッフ里沙です。

 

先日、インテリアコーディネーターの資格更新手続きを行いました。

 

5年ごとに資格の更新があるインテリアコーディネーター。

5年前、別の業界で企画営業職をしていた私は

独学でこの資格を取り、色彩学などを学びつつ

いただいたご縁でインテリアの実績を積み、

同時に大学で建築を学び、二級建築士を取得し、

和楽舎に仲間入りして

現在に至るのですが・・・

 

82898620_2460651230854204_4848091167406948352_n.jpg

 

この5年がものすごく昔のことのように思っていたので

非常に驚きました。

きっとそれだけ

濃い経験を積ませてもらっているということだと思いますので、

只々、この環境に感謝です。

 

 

さて、資格更新にはレポートを提出する必要があるのですが、

その一つが「長期優良住宅」について述べることでした。

 

その名の通り

長期に渡り、安心・快適に住まうため住宅に求める基準である

「長期優良住宅」。

せっかくの機会なので、

基準となる9つの性能項目についてご紹介致します。

 

1.劣化対策

通常想定される条件にて建物を維持管理した場合、

構造躯体が少なくとも100年程度(数世代にわたり)

使用できるようにすること。

 

2.耐震性

建築基準法レベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないよう対策すること。

 

3.維持管理・更新の容易性

内装・設備について、躯体に影響を与えず容易に維持管理

(清掃・点検・補修・更新)できるようにすること。

 

4.可変性

居住者のライフスタイルの変化等に応じ、間取りの変更を可能としておくこと。

 

5.バリアフリー性

将来のバリアフリー改修に対応できるよう、

共用廊下・階段等に必要なスペースを確保すること。

 

6.省エネルギー性

次世代省エネルギー基準に適合するよう、

断熱性能等必要な省エネルギー性能を確保すること。

 

7.居住環境

良好な景観の形成その他地域における居住環境の

維持および向上に配慮すること。

 

8.住戸面積

良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。

(例:2人世帯の一戸建で75㎡以上)

 

9.維持保全計画

①構造耐力上主要な部分 ②雨水の侵入を防止する部分 ③給水・排水の設備について、

建築時から将来を見据え、定期的な点検計画を定めること。

 

 

このような感じです。

 

流行を追う印象を持たれがちな

インテリアの世界ですが、

建物の躯体が永く健全な状態を保てるよう

長期的・俯瞰的な視点をもったコーディネートが

以前にも増して求められてきています。

 

このことに留意してインテリアデザインを行うと共に、

今後も情報更新に努めていきます!

 

 

(スタッフ:里沙)