こんにちは。
スタッフ里沙です。
先日は休日を利用して、名古屋市美術館
「アルヴァ・アアルト ―もうひとつの自然」 展
に行って来ました。
アアルトは北欧フィンランドの建築家。
建物だけでなく、
彼のデザインした家具や雑貨も
今やインテリアの定番となっています。
美術館の一角にも、
ヒット商品である椅子が置かれていました。
私の持っているアアルト作品は、
フィンランドの湖をイメージしたという花瓶
「サヴォイ・ベース」。
ざっくりとお花を挿しただけでも絵になる
流線型のデザインがお気に入りです。
※画像:ittalaホームページより
展示では、丸太がくり抜かれた花瓶の「型」も観ることができました^^
さて、
展示室の中には
アアルト直筆のスケッチや図面のほか、
彼の設計した医療施設
「パイミオのサナトリウム(1933年)」
の再現病室が。
写真撮影はNGでしたが、
「医師の白衣がひっかからないドアノブ」など
建具や家具、照明、設備に至るまで
利用者をとことん研究し設計されたディテールには
ただただ圧巻の一言でした。
公共建築に住宅、
家具、照明、雑貨、ポスター・・・
彼のデザインした作品は多岐にわたりますが、
どれも
素朴 × モダン
柔らかさ × シャープネス
大らかさ × 緻密さ など
相反する要素が絶妙なバランスで成り立っていて、
80年以上経った今でもやっぱり新しさを感じました。
彼の愛した言葉に
「建築家はオーケストラの指揮者である」
というものがあります。
様々な素材を指揮して、
その土地の空気感や建物を使う人に
ぴったりと合った作品を創り上げるのが
彼の定義する「建築家」なのだそうです。
「美しさ」とは、
様々な要素の調和がとれて
誰もがしっくり来ている様子を言うのだろうなぁと、
改めて実感しました。
この日「充電」したことを、
日々の業務にも活かしていきます!
(スタッフ:里沙)